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リレーコラム

リレーコラム

  • 2024/09/10 飲食店での出来事

     人手不足が原因で千歳空港の国際線が欠航になってしまったり、ホテルが満室でないのに予約を断っている。
    インバウンド需要がある業界ですらこんな状況なのは本当に危機感を覚える。

    先程入ったチェーンの回転寿司店はキャンペーンでまぐろを安くして客寄せしているが、ホールは女性店員さん1名だけでとてもじゃないがお店を回せる状況にない。
    私が入ってから30分の間でその女性店員さんは大袈裟ではなく50回は謝っていた。
    こんな状況でまた働きたいなんて思うわけがない。
    時給1,200円のようだが、すぐ近くの人気立ち食い寿司店は時給1,400円で募集しているので、今後も間違いなく人手不足は続くのだろう…

    改めて低価格でお客様を呼び込んでもその方々を満足させられなければリピートなんてされる訳がない。
    時給を上げるなどして働き手を集めるといったような土台があって初めて多くのお客様にご満足いただけるサービスが出来るのだなと改めて感じた。

  • 2024/08/01 小さい成功の積み重ねが大事

    先日、著名人の講演会に参加しました。

    そこでモチベーションを他者が高めてくれることは基本無い。
    自分が何かうまくいって成功する以外にモチベーションを上げる術はほとんどないと言われてとても勉強になりました。

    具体例として年少の頃の成功体験が大きな自信になり、圧倒的な差を生む事例をいくつか紹介されていました。

    モチベーションが変化するのは結果が出た後にしかなく、他者ができることはその機会を作り、与え続けることしか支援できないんだなと感じました。

    自分自身でモチベーションをコントロールするためにはきっかけを増やすのが良いとの指摘があり、積極的に新しい情報・行動・習慣を取り入れていく必要がありそうです。

    キングダムの王騎将軍みたいな天下の大将軍であれば一言でモチベーションを高められますが、私のような凡人には山本五十六さんの「やってみせ」を丁寧にやっていく必要があるなと改めて考えました。

  • 2024/07/01 ローマとカルタゴ 

    今年に入ってからコテンラジオにハマりすぎています…

    ハンニバルの回が経営において学びが深かったので、メモがてら記載したいと思います。

    ローマ帝国は古代ヨーロッパで一番有名ですが、そのライバルであるカルタゴの存在は
    名前くらいしか知りませんでした。

    ポエニ戦争前は地中海の交易で財力を持っていて優位に思われていたカルタゴが、
    なぜ、その当時新興勢力であったローマに滅ぼされたのか。
    その一進一退の攻防の最中、カルタゴでハンニバルという英雄が出現し、ローマをあと一歩まで追い詰めるも
    ハンニバル以外では有力な人材が現れず手詰まりになっていく。
    逆にローマでは執政官が次々と倒れてもファビウスやスキピオを台頭してきて挽回していく。

    カルタゴの政治システムとローマの政治システム差が最終的な勝敗を分けていった。
    細かい政治システムの差に関しては是非、コテンラジオを聞いていただきたいと思います。

    時代背景や状況により、一人のカリスマで引っ張っていった方がいいのか、
    複数の優秀な人材を輩出していく方がいいのか、成功の要因は変わってくると思うが、
    一人のカリスマに頼るのは短命になるのは間違いなさそうなので、いかに優秀な人材を
    多く輩出できるシステムを作れるかが、長く会社を繁栄させるのに必要だと改めて感じました。

  • 2024/06/03 人材採用に工夫を

     YouTubeで企業講演の動画を観た際にとても面白い学びがありました。


    この動画の中でマクドナルドで人材採用がうまいと感じた店長がとっていた行動がとても面白いもので、
    アルバイト面接をする際にわざと面接部屋の前にポテトの空箱を置いていて、それを処理した人を採用するというものでした。
    コロナ後にまさにこの行動をしてくれる人は少なくなったと思いますが、
    この仕掛けを考えた店長はほんとスゴイなと感心してしまいました。

    人柄を変えることは基本他人ではできないものだと思います。
    いかに会社に合った人柄の方を採用できるかが重要だと改めて感じました。

     

  • 2024/05/13 円安をどう乗り切る

     2024年5月現在、全世界の通貨に対して円安が止まらない状況になってきました。

    ビジネス系のYouTube動画を観るとかなり厳しい未来が待ち構えていそうだなと覚悟してしまいます。

    特にドル円に関しては日米の金利差だけでも厳しい状況なのにFANNGを中心としたアメリカ企業は日本の生活の中心にいて、大多数の日本国民がアメリカ企業にサブスクリプションを中心としたサービスを購入しているのが現実です。NISAの影響もあり、外国株インデックスや外国債券も売れているので余計に円安進行が進みそうです。

    上記の社会情勢は当分解消されないだろうと予想するのであれば、円安を受け入れた上で我々は何ができるのかを考える必要がありそうです。

    弊社のサービスは国内向けに行っているモノが多いので、常々アンテナをはって円安の状況下を乗り越えられるようなサービスを考えていく必要があると危機感を覚えました。

  • 2024/04/30 薩摩の教え

     薩摩の教え「男の順序」をご存じでしょうか?

    1、何かに挑戦し、成功した者
    2、何かに挑戦し、失敗した者
    3、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手伝いをした者
    4、何もしなかった者
    5、何もせず、批判だけしている者
    6、何もせずに批判するだけではなく、足を引っ張る者

    現代でも通用する内容であるかつ、男だけではなくすべての人類に通用する内容だなと感心しました。

    挑戦するという価値はやはり非常に高いんだなと感じました。
    この教えがあったからこそ明治維新につながったのかもしれません。
    とはいえ、戦国~江戸時代では一つの失敗が命取りになるので肝が据わってないとそうそう挑戦できなさそうです。

    現代では失敗しても命まではほとんどの場合で奪われることはないので、1~3までの行動を常々出来るように心がけたいものです。

  • 2024/03/01 管理職なりたくないをどう攻略する?

     私が参加しているオンラインサロンの中で紹介されていた日経新聞の記事がまさに当社が抱えている問題なので引用したいと思います。
    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79317660Y4A310C2EAC000/?fbclid=IwAR3ZWlE99zbvrpn7Q8W3rOmr4_ICj8aFRvlR-WMwMQpXvuPrvYOWScAfVhA_aem_AdX-RuhTgQsWouBCGffGHakKrY5SlTq6IVMC-UDRHuesTgguNuLttCq05gInkE6jhLw

    管理職を目指す若者ってホント減っていると感じます。
    とはいえ会社運営していく中でまだまだリーダーは必要だと考えています。

    漫画でいえば未だにワンピースやキングダムが人気ということは本当の意味でリーダーが不人気なわけではないような気がします。

    会社の中でヒーローを数多く誕生させられるのか。
    いかに小さな成功体験を積み重ねられるような仕掛けを作るかが会社にとって問われるのかなと感じました。

  • 2024/02/01 知ることにより評価が変わること

    最近、コテンラジオにハマってます。

    先日聴いた鎌倉幕府初期までの放送がとても面白くおススメです。
    https://youtube.com/playlist?list=PLIjh6KwR4APl2h04tsKfLuSlZRbSHMLAO&si=HydBcwN4Xp025VZd

    平安時代の武士の起源から鎌倉幕府が源頼朝から北條義時が基盤を固めた状況を事細かに知ることができました。

    この放送の中で印象深かったのが、上皇の方が天皇よりも政治権力を持っていたこと。
    当時の武士がどういう考えのもと行動していたのかを知れたことがとても勉強になりました。

    そしてなによりビックリしたのが、想像以上に源頼朝が優秀な将軍だったのではないかと印象が変わったことです。
    源義経が好きだったので、一方的に敵視していましたが、逸話や行動を知ると評価がほぼ180度変わりました。

    一部の切り口だけで判断することなく、できる限り全体を確認・理解した上で物事を判断しなければならないと学びました。
  • 2024/01/19 価値が必ず上がる家具

     キングコング西野さんのボイシーを聞いていたらとても面白いサービスをしている会社を紹介していました。

    BEFORE VINTAGE FURNITURE
    https://beforevintagefurniture.com/

    こちらで販売されている家具は長く使うほど価値が上がるという考えのもと買取する際には販売価格よりも高く買い取ると宣言しているそうです。
    そんなことあるのかとビックリしました。
    品質によっぽど自信があるということなのでしょう。
    西野さんは銀行のようなビジネスモデルで面白いと言ってました。

    やはり、商品に絶対の強みを持っている会社は強いなと感じました。
    2024年も強みをしっかり伸ばせるよう精進していきたいと思います。

  • 2023/12/30 人を決めつけることがない世界を目指して

     『経営×人材の超プロが教える 人を選ぶ技術』小野壮彦著書

    終章の最後に「人を決めつけること」がない世界を目指してと書かれていてとても感銘を受けた。
    自分自身意識して改善しようと心がけていても、よく人を決めつけている節があるなと感じているところだったのでとても刺さった。
    事実と主観を混ぜてはいけないと他者には言っているのに、自分自身は相手に対して決めつけをした上で発言している機会が多いのではないかと気づき、改めて反省した。

    この中でマザーテレサの言葉「If you judge people, you have no time to love them.」が紹介されていて、この言葉について考えながら年越しをしたい。

  • 2023/10/16 EV自動車が主流となる未来

     最近、YouTubeで立て続けにテスラやBYDを中心としたEV自動車メーカーと

    既存のエンジン自動車メーカーとの戦いに関する動画を拝見する機会があった。

    改めてエンジン車の販売に規制が入ると日本の自動車メーカーは
    窮地に立たされてしまう未来は日本の国力を考えると、かなり厳しい状況だなと感じてしまった。

    厳しい状況になる未来が分かっていても、トヨタさんのように現状の業績はいい状態であるといった場合に果たして抜本的な改革が出来るものなのか見当もつきません。

    ピンチはチャンス。
    日本が誇る超一流企業がどのようにこの難局を乗り越えていくのか、その手法を学んでいきたい。
  • 2023/09/30 緊急事態にどの立場がどう立ち振る舞うのか

    Netfrixオリジナルドラマ『THE DAYS』を鑑賞しました。
    極限の状況の中、尽力していただいた方々の姿を考えると胸が熱くなります。

    あくまでドラマなので誰かの視点を中心に物語が構成されるので誰かに肩入れしてはいけないモノの
    想定できていないことを少しでも少なくすること。
    想定外の時にリーダーはなにができるのか。
    このことについては自分の身に置き換えて考えないといけないなと感じました。

    特に印象的だったのは原子力安全・保安院院長が専門家ではなかったこと。
    完了の組織が縦割りで保身に走ってしまうこと。
    経営幹部と現場との温度差が大きいこと。
    この辺りは私自身も反省しなければならないと思いました。

    問題が発生したらその事象に詳しい人間の意見をすぐに取り入れ、情報をスムーズに共有すること。
    大災害時にそれができるとは限りませんが、普段からそのような習慣が身につけば
    少しでも問題解決に近づくと考えました。

     

  • 2023/09/15 考えるよりも考え直す事の重要性

     『THINK AGAIN』(アダム・グラント著)の中で

    Amazonを創業したジェフ・ベゾスさんの「自分の考えを頻繁に改めなければ間違えることも多くなる」
    言葉が引用されていてとても考え深いなと感じた。

    仕事の中でも今まではそれで良くても時代の流れ(ChatGPTなど)や
    対応する人の特性(人材流動性の向上)に応じて定期的にやり方を見直す必要があるなと
    最近感じる機会が多い。

    あたりまえを疑いやり方・考え方を変えることでより良い仕事が出来るようになる。
    頭ではわかっているけどこれを自分自身が実行すること。
    そして、周りにこの考えを根付かせることは更に難しい。

    難しいからこそやり遂げた際のリターンは大きい。

  • 2023/08/31 自治体のイベントで思う事

    長いコロナ過が明けて4年ぶりに開催されるイベントが増えてきました。

    その中で赤字が目立ち収益改善が求められるイベントの話題が多いなと感じます。

     

    徳島の阿波踊りやびわ湖大花火大会などがその話題の中心になるかと思いますが、

    今までのやり方ではイベントの継続が出来ない現実を理解すること。

    とはいえ、地元の方々あってのイベントだと思いますので、

    収入をどのような方法でいくらを目標に獲得して支出を見える化することが必要と考えます。

     

    上記の考えを会社に置き替えて実践できているかを考えると全くできていないことに気が付きました。

    会社の現状を正しく伝え、何が必要で何にお金を使っているかを明示して理解を深める必要があるなと感じました。

  • 2023/08/16 歴史思考を読んで

     深井龍之介氏の著書「歴史思考」を読んで、偉大な人物の評価は時間が経ってから評価されるものだなと感じました。

    キリスト、孔子、ガンジー、カーネル・サンダースなどの逸話がありましたが、その中でもガンジーとカーネル・サンダースの話が大変興味深かったです。

    両者に共通するのは人生の前半がうまくいかずとも正しい努力次第では後半で功績を生み出す可能性が大いにあること。
    野球でいえば5打数1安打だったけど、サヨナラホームランを打ってヒーローインタビューを受けることもあり得るといったところでしょうか。

    ここぞという場面での行動が熱烈なファンに語り継がれるような人物になることが理想的な人生なのかもしれないなと考えました。

  • 2023/07/15 AI時代の文系・理系の意義

    仲間内で文系と理系は今後どのような格差が生み出されていくのかという話題が出ました。


    日本の就職活動において、現時点では理系の方々の方が希少価値が高いと考えていました。

    しかし、ここまでAI時代が急速に進むと考え直す必要があるなと感じます。
    膨大なデータをロジカルに考えられたらAIには勝てないし、いよいよプログラミングも指示さえちゃんとできればそこまで知識なくてもできてしまうかも知れない時代になってしまった。
    そうなるとAIを0→1で作るのは理系の優秀な方が担当し、1→10は伝え方が上手い方が担当するのかなと考えました。
    したがって、一部のとてつもなく優秀な方以外はまだ文系が得意とする領域も求められるのかもと考えます。

     

    成田祐輔さんが登壇してる動画を見た時に『トンネルを抜けると雪国であった』が川端康成の雪国であることはAIでもわかるが、その景色や主人公の心情を想像することはまだ人間にしかできない。
    といったようなニュアンスの話をしていて、この辺りは何か求められる人材のヒントになるのかなと感じました。

     

  • 2023/07/01 500円のいちご串は高い?

    先日、VOICYを聞いていたら、とある人気番組にて

     『浅草で売られている500円のいちご串は高いと思うか安いと思うか』

    といったような話題がありました。


    私が思うのは、日本人の感覚では高い・外国人の感覚では安いのではないかと思います。


    浅草で売られているということは外国人を中心とした観光客を相手にしていると考えた場合はもっと高くてもいけるかなと考えます。
    日本人の感覚でも基本は高いと感じる方でも、旅行中は財布の紐が緩みがちなのでついつい買ってしまうのではないかと考えました。


    タピオカブームと一緒で短期間に利益を出していつ撤退してもいいビジネスも面白いのではないかと考えました。

     

     

  • 2023/06/20 日本の若者が出稼ぎに

    最近、海外出稼ぎが稼げるといった情報を色々と目にしてきました。

    日本の若者でそのような行動している方の勇気はホントすごいなと感心します。

     

    そしてこれが現実だと思います。
    東南アジアの方々を移民として迎えれば日本の人口問題も解決する可能性があるという意見もありましたが、わざわざ選ばれる国ではなくなってきてしまったなと感じます。
    寧ろこうやってより工場ではなく人材のドーナツ化が進む可能性が高そうです。


    観光産業は食事の美味しさと治安の良さで旅行客を増やしてコロナ明けで復活できそうだなと感じますが、我が運送業界はより人材獲得競争のレベルが上がってしまったと危機感を覚えております。

  • 2023/04/17 足るを知る

     「足るを知る者は富む」、老子の言葉です。 

    つまり「何事に対しても、“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていける」ということを表しています。

    サイコロジーオブマネーという本を読んでこの言葉はまさにそうだなと感じました。
    お金儲けを成功した人間が更なる成功を目指して転落してしまった事例が多々書いてありました。

    資本主義社会において更なる成功を求めるのは自然なことだと思います。
    会社も利益を増やしてみんなの給与が増えた方がいいというのは自然な考えです。
    そこは当然目指したうえで、お金儲けだけにとらわれずお金と同等かそれ以上に
    満足する事柄を見つけ出して関係者皆さんに提供することが必要だと改めて考えました。
  • 2023/03/30 副業

     知人と副業に時間割くのってどうなのという議論になった。


    私は本業+副業に両方コミットすることができず挫折しまったので、本業に支障をきたさず副業できている人は本当に凄いと思います。

    終身雇用が前提で無くなり働き方改革もあって、世の中の変化が目まぐるしく価値観が多様化されている時代の中では、
    優秀な人材を採用する中で副業を認めざるおえないのではないかと思います。

    リクルートやDeNAなど起業家を多く排出している企業が就活生に人気かつ事業がうまくいっていますし、
    東大生が在学中・卒業後すぐにベンチャー企業を立ち上げる時代です。

    Googleの20%ルール(本業に8割の時間を使って、残り2割は関係がない仕事を出来る)によって
    Gmailのような新規事業が生まれたというような事例もこのような副業の流れに拍車をかけていると思います。

    中小企業は人手不足のため社員に余裕を持たせて仕事させるのは容易ではないので、本業でより多くの業務を経験させたり
    本業に集中するだけでも贅沢は出来ずとも満足いく生活を送れるぐらいの給与水準は確保していかなければ
    人材採用は今後より厳しくなるだろうなと考えます。
  • 2023/02/04 配られたカードで勝負するしかない

     スヌーピーの名言

    「配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ。」

    これは漫画の中で
    ルーシーがスヌーピーに対して
    「時々、わたしはどうしてあなたが犬なんかでいられるのか不思議に思うわ。」
    と言われ、スヌーピーが返した言葉です。

    個人的にはルーシーはそんな意地悪な言葉面と向かって言う必要ある?
    と思っていますが、スヌーピーの返しは秀逸だなと感心させられます。

    決して前向きな言葉ではありません、ただ自分自身を客観的にみて自分ができる範囲を
    とてもよく理解している人でないとそんな言葉は出せないだろうなと思います。

    当社においても決して大きな会社ではないので、大きな投資をしたり、人をスカウトしたりするのは難しいです。
    でも、小さいからこそできる細かいサービスであったり、どんな役職であろうとコミュニケーションを取ろうと思えばとれる利点があります。
    今できることに全力で取り組まなければならないと思い知らされました。

  • 2022/12/21 対話の力

     THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す(著者:アダム グラント)

    を読了して、ダリル・デイヴィスさんの逸話に大変心打たれた。

    黒人ミュージシャンであるダリル・デイヴィスさんが
    音楽だけでなく、彼の武器で「対話」を通じて
    極端な考えをもつKKKのメンバーと交流を深め、
    最終的にはKKKを脱退させてしまうほど考えを変えさせてしまうのだ。

    私は他者を変えることは出来ないと考えている。
    「馬を水辺に連れていくことは出来るが水を飲ませることは出来ない」
    が通称だが、ダリルさんは対話で結果飲ますことに成功したのだ。
    この事例をみたら簡単にはあきらめるべきではないと考えさせられた。

    会社でも担当業務間やマネージャーとメンバーとの間でいざござがよく起こっている。
    分かり合う為には根気よく対話するのが、時間はかかるが優良な解決方法なのかなと考えさせられた。
  • 2022/11/29 思い込み

     体感ですが、弊社が起こしてしまった事故の過半数は思い込みによるものだ。


    私も先日思い込みが原因で、約束の時間を間違えてしまいお相手にご迷惑をおかけしてしまった。

    人が思い込みをしてしまうのはなぜなのだろう。
    慣れや過信が大きいのではないかと考える。

    「いつも○○だから○○に違いない。」
    「自分がやっているんだから間違いないに違いない。」

    だいたいこんなところでミスが起きるのではないだろうか。

    できるビジネスパーソンは報告する際に「事実を語り、個人の意見/推測と混同しない」とよく言われる。

    何事にも過信せず、謙虚に一呼吸おいて事実を確認してから
    物事に取り組むことを増やす仕組み・習慣が浸透すればミスが減るのだろう。

     

  • 2022/10/07 人は信頼しても仕事は信用するな

     サントリーホールディングス 代表取締役社長 新浪氏のインタビューの中で

    海外企業をM&Aした際にマネジメントで重要なことは
    「仕事は任せるが、信用はせず自分で確かめる」と語っていた。
    この言葉は試行錯誤の結果辿り着いたモノであり大変勉強になった。

    倉庫業務で検品作業がある。
    「仕事は任せるが、信用はせず自分で確かめる」と同じように
    どんなに信頼できる人間が出庫作業していたとしても
    人間だからミスがあるかもしれないと、信用せず疑って確かめるくらいの方が
    作業精度が高まるという事をあらためて感じた。

    大事なことはミスを気持ちよくカバーし合える環境づくりをすること。
    お互いを補完しあえる関係を職場で築くことが大切だ。 
  • 2022/08/01 ネオ昭和型企業

     DIAMONDSIGNALにROSELABO 田中社長の記事が載っていた。

    その中に「ネオ昭和型企業」という文面があり、大変興味深かった。

    食用のバラを生産・加工・販売を行うベンチャー企業でありながら、オンラインを駆使しつつも
    全員出社・朝礼・ラジオ体操・飲み会がある。
    コロナで業績が傾いた際にみんなの意見を吸い上げるスタイルから
    一連の意思決定を社長が行うスタイルに変更して社員もついてきてくれたそうだ。

    ここは想像だが、恐らく経営が厳しい時に社員と向き合い情報公開して危機感を共有したことが
    社員がついてきた要因ではないかと思う。

    人にサービスを振舞う会社は昭和型の人情味があるスタイルの方が事業規模の限界はあれど
    経営方針としては合っているように思えてきた。

    テスラも出社を義務づけており、会社のスタイルによって働き方も多種多様になった時代になってきた。
    自社の強みを見つめなおして、何を重視するかを決めていきたい。
  • 2022/08/01 戦わずして勝つ

     孫氏の兵法は2000年以上前の書物で、曹操・武田信玄・ナポレオンも愛読したと言われている古代の兵法書でありながら、ビルゲイツ・孫正義も現代のビジネスに生かしているというのだから、とんでもないロングセラー本です。

    「戦わずして勝つ」がメインテーマで、戦わずに勝つためにめちゃくちゃ準備する。
    どうしても戦わなければならない時には一瞬で勝てるまで準備し、確実に勝てる時に勝負を仕掛ける。

    これをおこなう為には情報を取得し、高速で仮説を立て検証を行い、用意周到に準備しなければならない。

    今のビジネスシーンでも求められていることのように思います。

    「敵を知り己を知れば百戦してあやうからず」

    自分たちの戦力を把握しても、敵のことを知らなければ勝てる見込みは五分。
    敵と味方、どちらの実情も把握していれば、百回戦っても危険はないと言っています。

    情報が全て、敵を知り・己を知らなければならないということ
    敵を知ることはもちろん難しい、己を知ることはもっと難しいかもしれません。
    それだけ必勝法というのは大変なことなのだと感じました。

    『大変』という漢字は大きく変わると書きます。

    大変を乗り越えた先には常勝が待っていると信じたい。 

     

  • 2022/06/13 骨太の方針

     2022年6月7日「経済財政運営と改革の基本方針2022 新しい資本主義へ~

    課題解決を成長のエンジンに変え、持続可能な経済を実現~」(骨太方針2022)

    が閣議決定された。

    穿った見方していたが、人的資本投資(転職やスキルアップ)に
    3年間で4,000億円の予算投入やスタートアップ支援を明文化したりと興味深い内容が数多くあった。

    政府がどこに予算を投じるのかを知ることで事業を今後どの分野にはっていくのか
    指針となる内容かもしれない。

    岸田政権の経済政策が、所得再配分重視から成長戦略重視へと比重を移したと捉えることができる。

    リーダーも朝令暮改することが時には大事だと思うので、好感を持った内容である。
  • 2022/06/13 人を動かす

     デール・カーネギー著書 「人を動かす」を読んで


    ラ・ロシュフーコーの言葉で
    「敵を作りたければ友に勝ち、味方を作りたければ友を勝たせろ」という言葉がある。
    親しい友人との会話でもつい、自分の得意分野であったり、
    相手が間違った事を言っているときに
    マウントをとるような発言をしてしまう事がある。
    これでは敵を作ってしまう。反省しなければならない。

    デール・カーネギー著書「人を動かす」を読んで
    人との付き合い方について改めて考えさせられた。

    個人的には鉄鋼王アンドリュー・カーネギーの話が好きで
    彼の墓石に書いてある
    「己よりはるかに優れた人間を自分の身の回りに置くことができた人間ここに眠る」
    は大変勉強になった。

    人は話を聞いてもらいたい生き物だし、存在を認めてもらいたい生き物である。
    だから、自分の話ばかりしてしまうし、自分はこんなに頑張っているのにと思ってしまう。

    それでは、相手に何をすれば喜んでもらえるかを考えた時には
    相手の話を聞き出し、相手の存在を奨励すればいいのだ。

    流石、マネジメント本のバイブルである。

    会社の人事研修に生かしていきたい。
  • 2022/03/10 情報格差・デジタルデバイド・貧富の差

     情報格差は貧富の差を生んでしまう程、残酷なモノです。

    必然的に収入が高ければより高等な教育を受けられる可能性があり
    周りのレベルに応じた情報が受けられたり、
    法改正などの情報も知らなければ、損をしてしまいます。

    インターネットやコンピューターを使える人と使えない人との間に生じる格差
    デジタルデバイドという表現もあり、国際間・地域間でも格差が生まれ
    日本では高齢化社会ですので世代間でも大きな格差になっています。

    これは個人の話だけではなく、会社の中でも起こりえる話だと思います。
    情報がない人間はどうしても疑心暗鬼になってしまいます。

    K. ブランチャード著書「1分間のエンパワーメント ―人と組織が生まれ変わる3つの秘訣」の中で
    とあるレストランのオーナーが従業員に売上1ドルに対してどの位の利益が出ているのかを問う場面がありました。
    従業員は売り上げの半分くらいは利益になっていると考えていたのですが、
    オーナーから利益率が8%だと伝えられた事に衝撃を受け、食材のロスや食器を割る事がどれだけ利益を圧迫するか理解し、
    従業員の意識が一変に変わったと書かれています。

    知らないとあらぬ噂が立ち、現場は混乱してしまい
    正しい情報を伝えれば1人1人の行動が変わるとてもいい事例です。

    SDGsはだれ1人取り残さない社会の実現を目標にしています。
    このような目標を会社でも設定することが大事と感じました。

  • 2022/03/10 正解ありきの行動

     1+1=2で習いましたが

    1人+1人=2人で仕事をしても
    1人より仕事がうまくいかないことも3人でやるよりも成果が出ることも
    社会ではあり得ることです。

    学校教育は必ず答えがあります。
    けれど、社会に出ると答えがないけどやってみなければならないことがたくさんあります。

    学校教育では答えがこうなんだから言う通りにしろと言われます。
    けれど、社会に出ると指示待ち人間になるな自分で考えろと言われます。

    更にはスマホ・WEB2/WEB3の出現やコロナウイルスで
    10年前の常識が今の非常識になってしまう世の中です。

    日本の大企業もバブル期の勢いは無くなり
    終身雇用も危ぶまれ、大規模リストラや45歳定年制が叫ばれるようになってしまいました。

    素早く仮説を立て検証し、ダメなら速攻改善を繰り返す。
    そこに答えは存在せず、答えを作り出さなければなりません。
    厳しい世の中にせっかく生まれたのであれば楽しまなければ。


  • 2022/02/09 小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道

     「小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道」

    イチロー選手の言葉です。
    エジソンの名言の中にも「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」
    という言葉がある。

    最初からできる天才は漫画の世界だけで
    どんな天才と言われている人でもそのベースには
    地道な努力が必要だということです。

    努力は基本的に苦痛で誰もやりたくない
    やりたくないことでもやりがいや喜びを感じたり
    努力を努力と思わないで続けられる人が大きなことを成し遂げるのでしょう。

    そのためには努力によって日々少しでも前に進んでいるという実感が必要で、
    先ずは少し背伸びすれば到達できる目標設定をして達成するサイクルが重要になります。
    それを自分1人では妥協してしまいがちなので、仲間を巻き込んで行うのが良さそうです。

    私をはじめ日本人は農耕民族なので村八分にされたくないという意識があり
    チャレンジすることを否定し、失敗を極端に嫌う傾向があり
    失敗によって努力することをあきらめてしまう。

    そんな状況を少しでもなくして、努力や挑戦した故の失敗を
    肯定できる組織になっていければ我社もとんでもないところへたどり着けるのかもしれない。
  • 2022/02/09 安い日本

    「日本の初任給はスイスの3分の1以下」

    「日本のディズニーの入園料は、世界でもっとも安い水準」
    「港区の平均所得1200万円はサンフランシスコでは『低所得』」
    「ビックマック指数は世界31位」
    日経新聞の記事で「円の実力低下、50年前並み」というのもあって
    日本のGDPって世界3位なのになんでこんなことになっているのかというのが
    正直な感想なのですが、これが現実のようです。
    要因としては「失われた30年」と呼ばれる低迷が続き、
    「デフレから脱却できない」といったところでしょう。

    日本の購買力が下がりコンテナ価格も1本70万円⇒500万円に値上がりして
    輸入品が軒並み値上がりしてしまい、食品を中心に値上げラッシュです。
    我々の業界も原油が高騰し、燃料費や備品が20%以上の値上げとなっています。

    どの業界でもそうですが、お客様値上げに応じてくださいとお願いすると、
    いやウチは据え置き価格で対応しますとライバルが出現することを恐れ、
    単独では値上げしにくいのではないのでしょうか。
    「いきなりステーキ」「てんや」「鳥貴族」といった値上げによる
    経営悪化も珍しくないので牛丼チェーンのように足並みそろえて
    値上げせざるを得ないのでしょう。

    そんな逆境でも世の中には必ず知恵を出して勝ち抜いている企業があります。

    どうしたら、値段が高くても選ばれるのだろうか。
    なぜ、エルメス・ロレックス・ロールスロイスは高くても選ばれるのだろうか。
    100円のコーラがリッツカールトンでは1,000円で売れるのです。
    ブランドや付加価値についてもっと学ばなければならない。

  • 2021/10/27 不機嫌な職場よさようなら

    自分の気持ちがコントロールできないことに悩み

    アンガーマネジメント 著者:戸田久実さん 
    を手に取った。

    アンガーマネジメントの研修は2度受けていたので
    テクニックの部分はある程度理解していたが
    やはり大事なのはマインドの部分なんだと感じた。

    怒りは伝播する。1人が不機嫌だと周りも不機嫌になっていく。
    当たり前のことだが、いざ自分が不機嫌になった時に
    何も考えていなかったと深く反省した。

    しかしながら、どうしても怒りを覚えてしまう事は防げない。

    大事なことは怒りの状態を俯瞰して認識すること。
    そして、怒りをそのまま表現せず「リクエスト型」で伝えること。
    なぜ今怒っているのか、なぜ怒っているかを相手に言語化できるか。
    この辺りが訓練できるともう少しうまく怒りをコントロールできるようになりそうだ。

    かなり訓練が必要だが、私だけでなく会社全体で少しでも実践できれば
    不機嫌な職場からさようならできるかもしれない。
  • 2021/10/27 漫画の名言

    漫画の名言が時に胸に刺さることがあります。


    今、特に胸にささるのがこのドラえもんの名言です。

    「どっちも自分が正しいと思っているよ。
    戦争なんてそんなもんだよ。」-ドラえもん-

    「どっちも自分が正しいと思っているよ。
    戦争なんてそんなもんだよ。」
    戦争という最悪の結果だけではなく、
    会議での言い争いや上司と部下とのぶつかり合い等
    仕事の場面でも往々にして起こりえます。
    そして残念ながら、みんな自分が正しいと思っている結果こうなります。

    十人十色というだけあってみんな考えが違いますし、
    経営者と管理者と従業員とでは将来の会社を考えているのか
    目先の仕事を考えているかで立場上自然な事です。

    意見が違ってしょうがないという前提があるとある程度心構えができて
    相手のことを尊重できる気がします。

    ただ、会社として推し進めなければならない時は
    相手を尊重しつつ、しっかりと説明した上で推し進める。

    大変示唆に富んだ名言です。
  • 2021/10/27 漢字の成り立ち・組み合わせ

    最近忙しい日々が続いていた。

    忙しいという漢字は「心」を「亡」と書く。
    忙しいと周りが見えなくなり、自分の気持ちが鬱屈とする。
    まさにその通りである。いったい誰が考えたのか天才だ。

    「心」を「亡」は忘れるという漢字でも使われる。
    同じ組み合わせでも違う意味を持つことがある。

    漢字の成り立ちや組み合わせに感心させられることがこの頃多くなった。

    熟語でも同じ漢字の組み合わせでも順番が変わって使えるものがあるなんて本当に面白い

    個人的に面白いと感じたのは「社会」と「会社」だ。

    元々は社(神社)に人が集まるさまを示していたが、
    現在では「社会」の方が、人々の集団全体を表す言葉、
    「会社」の方は、営利を目的とした人々の集団を表す言葉になった。

    私が敬愛する植松努さんのインタビューの中に
    「会社」と「社会」は同じものだと思っていて、
    それは「人が力を合わせて、一人じゃできないことをやる場所」
    なんだと表現している。

    本来の意味では使われなくなってきた言葉も数多くあるが
    本来の意味も大事だし、意味が変わってきた言葉を面白がるのも大事だ。
    捉え方はその人次第、面白い。


  • 2021/08/18 トレードオフ

     【決断】とは『断ることを決めること』

     

    1日は24時間これだけは人々みな平等に与えられている。

    ただし、それをどう使うかによって充実度は変わってくる。

     

    偉人ナポレオンは13時間しか寝なかったことで有名だが、現代の偉人ジェフベゾスは18時間寝ている

    のである。時代が違えど恐らく両者ともめちゃくちゃ多忙であろう。

     

    勿論、時代の違いで技術も価値観も異なるので一概には言えないが、恐らくベゾスは18時間睡眠をする

    ためにそれを妨げることをやめたのであろう。

     

    多忙でも8時間睡眠するためにはソシャゲなんてもってのほかだし、飲み歩くこともしないのであう。

    移動も最小限にする必要があり食事もままならないかもしれない。

     

    どんなにやりたいことができても、時を止める能力でもない限り125時間には出来ない。

     

    副業したければ、睡眠時間・娯楽の時間・移動時間・残業時間に優先順位をつけてやめなければいけない

    のだ。

     

    自分はそこまでしたくないなと思ったらその程度の成功しかつかめないだろう。

    ただ、そんな人生の方が私は丁度いいと思っている。

  • 2021/08/18 「どーせ無理」がなくなったら

    学習性無力感の実験

     

    セリグマン教授は実験に犬を用いて学習性無力感を証明しました。

    Aグループは部屋内のパネルを押せば電気ショックが回避できる状況を経験した犬

    Bグループは回避できない状況で電気ショックを受けた犬

     

    この結果、Aグループはパネルを押せば電気ショックを回避できることを学習し、Bグループは最終的に何の抵抗もしないようになってしまいました。

     

    それだけでなく、2匹の犬をしきりを飛び越えるだけで電流から逃れられる部屋に移したところ、Aグループは早々に仕切りを飛び越えたのに対し、Bグループは何の行動も起こしませんでした。

    このように、自分が何をやっても結果が変わらないと学習することで、どんな状況に対しても行動を起こさなくなってしまうのです。

     

    これが人の場合だと電気ショックではなく「言葉」が武器となって同じことが起こってしまいます。

     

    「どーせ無理」「現実を見ろ」「あの人だから出来たんだ」と他人から言われることで知らず知らずうちに自分の気持ちや行動を抑制してしまうのです。

     

    ご多分に漏れず私も人に言ってしまったし、自分にもそう言い聞かせてしまうことばかりです。

     

     

    だけど、自分で意識すれば口癖は変えられます。

     

    これからは「それいいね」「それを出来るようにするにはどうすればいいか」「だったらこうしてみよう」に変えていきます。

     

    そしたら、少し人生が変わるかもしれないので。

     

     

     

     

  • 2021/08/04 説明できないことはやるな

    「伝説のファンドマネージャー」として知られたピーター・リンチ氏の格言で、「クレヨンで説明できないアイデアには投資するな」という言葉があります。

     

    最近流行りの仮想通貨の仕組みを詳しく説明できないで高値がついているから手を出している人が多いと思いますが、その人は十中八九、大して儲からないか負ける人でしょう。

     

    ビジネスの場面でも、全く同じことが言えるでしょう。

    A『よく分かんないけどSDGsが流行ってるから、エコドライブをやりましょう』と言われるのと、

    B『温暖化の喫緊の課題である脱炭素に取り組むため、運送会社として少しでも貢献できるよう、

    エコドライブをやりましょう』と言われるのでは伝わり方が大違いです。

     

    とはいえ、自分が何回もできることだけを続けていては成長しません。

    好奇心をもって新しいことに挑戦し、学び続けなければなりません。

     

    【やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ】

    山本五十六の言葉はまさにそれで、まずはリーダーが理解し、率先垂範して人を動かす。

    こんな人材を少しでも多く育てられるよう、まずは自分が積極的に勉強していかねばならないと強く感じました。

  • 2021/08/04 ギブファースト

     「先ずは与えよ、さらば与えられん」

    新約聖書にも出てくる言葉で、今も受け継がれる成功の法則です。

    今ではギバーと表現されております。

     

    人はなにか相手にとって良い事をしてあげたら、お返しがあるものだと思ってしまうものです。

    お中元の品をもらったら、お返しの品を送ったり、お礼のハガキを送ったりするモノが常識と思われてい

    るように。

     

    ただ、それって期待していた通りに事が進まないとイライラしたり、相手を嫌いになったりします。

    そんな自分が嫌になって、めちゃくちゃ疲れます。

     

    私はサッカーで、チームの為に労を惜しまず走って黒子に徹する、いぶし銀な選手が大好きです。

    そんな選手はバロンドールをとれなくても、監督には評価されてチームで必ず使われます。

     

    会社のトイレを誰にも言われずに掃除する人間は出世するでしょう。

    『経営の神様』松下幸之助は社長の立場で朝一番で出社し、トイレ掃除をするのが日課だったのこと。

    偉い立場の人間が誰に感謝されるでもなく行うのだからそりゃ伝説になります。

     

    ・お金があるから寄付をする

    ・寄付をするからお金持ちになる

     

    どちらが成功する近道なのか、ギブファーストの精神で考えたら良いことがありそうです。

    見返りは求めてはいけないですけど。

  • 2021/07/02 ミスが起こらない仕組み作り

    『人間はミスをする・機械は壊れる』

    以前勤めていたメーカーの工場技術者がよく話してくれた言葉である。

    当時はそれをお客さんにはとても言えないよなと思っていた。

    ただこれは事実であり、この事を前提に置いた仕事を組み立てて置かないと

    トラブルが起きた時に対処できないので、常々念頭に置いておかなければならないと

    最近改めて感じる。

     

    人には体調の良し悪し、気分の浮き沈みが絶対にある。

    でも、そこでミスしてもお客様への言い訳には残念ながらならない。

    ミスした人間はもし不調であったら、更に気分が沈み体調も悪くなってしまうだろう。

    もしかするとそれが原因で退職してしまうかもしれない。

    防げるミスを事前に防げば、ミスが起因している不幸を無くすことができる。

    当たり前のことを言っているが、もっと突き詰めなければこの先の会社の成長はないと感じた。

     

    『どんなに調子悪くてもミスが起こらない仕組み作り』

    今後3年のメインテーマとしていきたい。

     

    ただし、これがマニュアルで雁字搦めにしても人は正論だけでは動かないので、

    いかにやる気になるような伝え方をするか、勉強していかなければ。

  • 2021/05/21 知らないは怖い

     私は人見知りが少し自分の短所と感じていたのですが、人間が元来みんな人見知りのようです。

    なぜなら、狩猟時代に未知なる生物に馴れ馴れしくすると命にかかわるからです。

     

    人間は『知らないは怖い』生き物なのです。

     

    それを知って安心したのですが、今のご時勢で相手が人間の場合、お金をだまし取られる可能性は

    ありますが、いきなり命を取られる可能性は極めて低いです。

    それなら、やっぱり人見知りはちょっと勿体ない性格なのかなと考えてしまいます。

     

    人間相手ではなくて、これがITツールだったり、クラウドファンディングやブロックチェーンなど、

    今では当たり前のモノもほんの数年前では宗教や詐欺と揶揄されていました。

    これらを知らないからと数年前罵っていたら、間違いなく時代に乗り遅れてしまいます。

     

    個人ではただ時代に乗り遅れるだけで済みますが、会社の判断でそれをしてしまうとビジネスチャンスを

    逃してしまいます。それでは勿体ないどころか業績を低迷させてしまう事に繋がってしまいます。

     

    知らない=怖い・嫌い!✕

     

    知らない=なんだかわかんないけど面白そう!・勉強しよう◎

     

    へ姿勢を変えていかなければなりません。

     

    とはいえ、なんでも分からずにやってしまっては致命傷を負う可能性がありますので、

    まずは簡単に説明できるくらい勉強して、多少の怪我は許容範囲でチャレンジし続けたいです。

     

     

  • 2021/04/14 レンガ職人

    【 3人のレンガ職人 】の逸話

    旅人が3人のレンガ職人に出会った際に「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねたところ

    1人目は「見ればわかるだろ、レンガを積んでいるに決まっているだろ。俺はレンガを積まなくてはならない、体は痛いし休みもない、なんでこんなことしなきゃならないのか」と答え

    2人目は「俺は大きな壁を作っているのさ、この仕事で家族を養っていけるんだ。仕事があるだけありがたい、大変なんて言ったら罰が当たる」と答え

    3人目は「俺たちは歴史に残る大聖堂を作っているんだ!ここで多くの人が悲しみを払い、幸せになるんだ。素晴らしい仕事だろ!」と答えた

     

    この3人で一番いい仕事をしてくれそうなのは3人目のレンガ職人です。

    3人目のレンガ職人のような高い志を持った人材を1人でも多く作り上げるのが会社の仕事なのは間違いありません。

    そして、現実的には1人目・2人目のレンガ職人のような気持ちで働いている会社員がほとんどだと思います。

     

    我々のような運送業界では歴史に残る大聖堂のような目に見えた成果が出にくいです。

     

    しかしながら、ライフラインを支え、当たり前の日常を守ることが運送業界最大の社会貢献です。

     

    1人目・2人目のレンガ職人のような気持ちで働いている方々に対して、少しでも高い志を抱けるような、会社にしていきたいです。

  • 2021/03/19 礼節

    私は世の中ではリターンを得るためにはリスクは不可欠だと考えている。

    ただ唯一と言っていいほど、ノーリスクでハイリターンを得る可能性があるモノがある

    それは礼節(挨拶)である。

     

    著書:シンク・シビリティ「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

    の中で些細なふるまいに気を付けるだけで周囲の評価が変わる事例としてマイケル・ジョーダンの

    エピソードが挙げられている。

     

    ジョーダンは言わずと知れたNBAのスーパースターである。

    そのジョーダンと1992年バルセロナオリンピックの時に「ドリームチーム」のアシスタントコーチを

    していたマイク・シャシェフスキーとのやり取りのエピソードなのだが、マイクはデューク大学のヘッド

    コーチであり、ジョーダンの出身校とはライバル関係にある。

    その背景があり、ジョーダンはスーパースターなのでもしかすると自分の言う事には耳を傾けないのでは

    ないかとマイクは考えていた。

    しかし、それは杞憂に終わった。最初の練習終りでジョーダンはマイクに「コーチ、30分ほど個人練習に

    付き合っていただけますか?」とお願いし、練習終了後は心から感謝しているという態度で礼を言ったと

    いう。

     

    ジョーダンはスーパースターであるからこそ、このエピソードが際立つのは間違いないが、

    きっとジョーダンの素晴らしい人間性がNBA史に残る偉大な人物になった要因ではないかと私は考える。

     

    人によって得手不得手があるのは間違いないが、礼儀正しく振舞う努力をするだけで他者と差別化できる

    素晴らしいツールであるというのは間違いないだろう。

     

  • 2021/01/26 個人面談

     【個人面談の理想】

     

    ✕ 会社や自分の意見を伝える

     

    ◎上司は聞き手に徹し、相手の話を傾聴する。『部下のための時間』

     

    ※我慢強さが必要『答えを決めつけてはいけない』

     

    【個人面談の目的】

     

     

     

    ・信頼関係の強化=報連相の強化

    決して友人になる必要はないが、まずは話しやすい関係性を作り、

    報連相が自然に行われることを理想とする。

    ※オウム返しからはじめる、その後必要に応じて質問し深堀する。

     

    ・意思決定に必要な組織の情報を得る

    悪い報告が常々早い段階で吸い上げられることが大事。

    その為にはいきなり怒らず、まずは情報を提供してもらったことに感謝する。

    ※めちゃくちゃ難しい・叱らなきゃならない場面は話を聞いたのちに叱る。

     

    ・退職を防ぐ/部下のモチベーションアップ

    話を聞いてもらえるだけで、解決する事柄も多い。

    まずは否定せずに受け止めつつ、質問し深堀するのが理想。

    会社・営業所として即答せずに返答できる事柄は後日改めて面談する。

    まずは相手の出来ている点を評価し、関係性に応じて課題を指摘する。

     

    【終わりに】

     

    とにかく個人面談の主役は部下の方々です。

    会社や上司の考えを伝えるのは信頼関係が出来てからの方が効果は高いです。

    まずは部下の気持ち/考え/現状を知ることからスタートしましょう。

  • 2020/12/07 チャンスの神様

     チャンスの神様は前髪しかない

     

    皆さんギリシャ神話でカイロスという神様を知っていますか?

    Wikipediaによると、ギリシャ語で機会(チャンス)を神格化したギリシャ神話の神様で、

    どうやら前髪しかありません。(とはいえイケメン)

     

     

     

    チャンスの神様が正面から来ているのが分かっていても、もじもじしていると振り返って行ってしまう。その時には後ろ髪がないから捕まえられずに終わってしまうというのが『チャンスの神様は前髪しかない』という言葉の意味のようです。(翼あるじゃねえかはスルーします)

     

    自分は言い訳ばかりの人生で尽くチャンスの神様を捕まえられたことがありません。

    すぐに4D言葉(でも・だって・だから・どうせ)を口走ってしまいます。

    自分の人生だけならいいですが、経営の判断においてそんなことをしていたら、従業員の皆やそのご家族にまで損させてしまうことになる。

    それではいかんと最近では、勇気を出して行動する事が少しずつ増えてきたような気がします。

     

    「棚からぼた餅」なんて言葉もありますが、これだってその棚にいないとぼた餅チャンスは巡ってきません。つまり常に前向きに行動しているかどうかが問われます。

     

    今日が一番若い日で毎日少しずつでもチャンスの神様を手繰り寄せていきたいです。

  • 2020/11/30 創業一族ジュニア目線で見る事業承継 Vol.4

     

    中小零細企業が絶対的に直面することとなる事業承継問題。

    後継者不在で廃業してしまう企業、後継者を選任してみたものの描いた形での事業承継が上手くいかなくなってしまう企業、先代の意志を尊重しつつ新たな活性化をしていく企業と様々なドラマが企業ごとにあるかと思います。

    本コラムは、祖父が創業、父親が現社長、自身は次期社長というジュニアの立場から「事業承継」を掘り下げていく記事の第4回目です。

     

     

     

    ジュニアの期間にこれだけはやっておきたい

     

    前回の記事ではどちらかというと「引き継ぐ」ことに重きをおいて記事を書きましたが、今回はジュニア自身が社長として活躍するまでにやっておきたいことについてお話していきます。

     

    さて、企業として事業活動を行っているのなら、当然そこで働いている社員の方々が居ますよね。家族だけで事業を行っていたとしても経営のことを考える立場と現場を円滑に進めていく立場とそれぞれある程度の役割分担をしているはずです。

    そしてここで申し上げたいことはただ一つです。

    ジュニア側が自分は次期社長だぜ!と言おうが、社長がこいつ(承継をすると決めた相手)が次期社長だぞ!と言おうが、それはあくまで形式上でしか無いということです。

    自他ともに認められてからこそ初めてその企業の代表になれるんです。

    将来得る肩書にあぐらをかいている場合じゃありません。

    来たるその日までにジュニアの皆さん、共にやれることをやりましょう。

     

    1 自身のブレーン探し

     

    もう本当に大事。

    これは社長の皆さんに対して筆者から直々にお願いしたいくらい必要なことです。ジュニアの右腕となれる人材をどうか見つけさせてあげて下さい。

    コストがかかる話ですので、簡単なことではない企業様もおられるでしょう。でも出来たら現在居る社員ないし役員の中からではなく、ジュニア自身が見つけたその人を受け入れてあげて下さい。これも事業承継するにあたっての必要経費だと思って下さい。

    だってね、今居る人たちはどこまでいっても貴方(社長)が作ってきたネットワークの方々なんですよ。自分についてきた人間だから承継者にもついていって当然!な訳無いんです。

    交代したら自分のネットワークを作ればいい?めちゃくちゃ遅いですそれ。

    せっかく事業承継を決めたその日から引継ぎが完了する日まで時間があるのならその期間を承継者の未来のために使ってあげて下さい。

     

    ジュニアの方は友人でもヘッドハンティングでも何でも良いです。とにかく自分の最初のネットワークを構築してください。

    社長がそんなものいらないって?どれだけ時間をかけてでも直談判してその必要性をわかってもらって下さい。ある意味初仕事だと思って下さい。

    どんな人材を見つければいいのかの基準がわからない人は以下を参照して下さい。

     

    ・自分が劣っているなと感じる能力を持ち合わせてる人

    ・一緒に自身の社長人生について夢や目標を語ることが出来る人

    ・仕事をしている時は力関係の逆転はしないことを本質として理解できる人

     

    ちなみに筆者については、現在右腕と左腕の2名を自身のブレーンとして置いております。幸い、当社の社長は自身のブレーン探しについて前向きに捉えてくれる方なので、本社所属になって最初にやったことが右腕を口説くことでした。

    20年来の友人であり、筆者には無い営業スキルや考え方を持ち合わせた人材で約2年かけてアプローチをし、入社をしてもらいました。自身には無い能力を持ち、将来の目標について共有もでき、友人と言えど仕事をしている間はお互いがお互いの立場でカバーしていく頼もしい存在です。

    左腕についても今後自身が社長になった際に絶対的に信頼が出来る管理部門の責任者が必要だと思い、サラリーマン時代の後輩を口説き落としました。

    彼については元々営業マンとして活躍していたところをいわゆる内勤の長になってもらうべく勧誘した訳ですから、勇気のいる転職だったと思います。

    転職後は1年半の猛勉強の末、社会保険労務士の資格を取得、努力したのは勿論彼自身ですが、我ながら先見の明があったなとここは自画自賛です。

     

    次回は「ジュニアの期間にこれだけはやっておきたい」の後半部分をお話していきたいと思います。

     

     

     

     

  • 2020/10/29 創業一族ジュニア目線で見る事業承継 Vol.3

    中小零細企業が絶対的に直面することとなる事業承継問題。

    後継者不在で廃業してしまう企業、後継者を選任してみたものの描いた形での事業承継が上手くいかなくなってしまう企業、先代の意志を尊重しつつ新たな活性化をしていく企業と様々なドラマが企業ごとにあるかと思います。

    本コラムは、祖父が創業、父親が現社長、自身は次期社長というジュニアの立場から「事業承継」を掘り下げていく記事の第3回目です。

     

     

     

    ジュニアは一体何を承継すればいいのか

     

    子どもが無事自分の後釜として入ってきたと安堵している社長の皆さん、俺が次期社長だぜと息巻いて入社したジュニアの皆さん、やっと事業承継のスタートラインに立ちましたね。ようこそ、いらっしゃいませ。

     

    さて、来たる日(代表の交代)に向けて双方事前準備をしなければなりません。

    準備無しにいきなり代表にならなければならないパターンも勿論あるかと思いますが、その苦労は出来ることなら最小限にしておきたい!と思うのがジュニアであり、子どもになるべく苦労をさせたくない!と思うのが親(社長)かと思いますので、今回はジュニア目線でこれ事前に承継してくれよ!と感じるものをピックアップしていきます。

     

    1 自社株式

     

    これはもう早いに越したことはない。No1で優先すべき事項。

    世の中の社長の皆さま、後継者が入社したその年から是非始めて下さい。

    自社株の評価額がわからない?それは税理士の先生に即相談して下さい。

    「類似業種比準価額方式」「純資産価額方式」「配当還元方式」等で実際は算出しますが、餅は餅屋です。先生に任せれば良いんです。

    社長が考えるべきは、いかに後継者に金銭的な負担を少なく承継させるかです。

    例えば、自社株が合計10万株、評価額が1,000円だったとしましょう。

    暦年贈与であれば年間110万円まで非課税ですので1,100株承継出来ますね。

    ちまちまで良いんです。評価額は毎年変わりますので上下はあるかと思いますが、10年続ければ総数の10%強を負担なくジュニアは手にすることが出来るんです。

    ちなみに筆者は6年で10%程度の承継をしておりますが、贈与の記録を残す為にあえて非課税分を超えて(年間120万円分等)贈与税を納付しています。

    とにかく、社長交代の直前にどーん!と贈与税がのしかかるなんて行為は愚の骨頂です。嫌です。払えません。

    社長の身に何かが起こって相続税、、、仕方のないことと割り切れるとしたら事前の株式承継の計画が想定より早まったぐらいですね。準備無しに居なくなられても残された側としては困るだけです。

    もしもまだ株式承継を考えておられない社長様が居ましたら、是非今日から動いて下さい。ジュニアは待っています。

     

    2 会社経営に携わる重要書類の在処

     

    創業から時が経てば経つほど色々な書類が増えていきますよね。よく使用する書類であればその所在も簡単に探ることが出来ますが、ほとんど使用することは無いが確実に所持していなければならない書類、これ皆さん把握していますか。

    社長しか知らない、会社の古くから居る誰々しか知らない、なんてことが意外に多いかもしれませんよね。

    勿論重要書類は全部ココ!と決めている場合はそこを承継すれば良いだけの話ですが、この書類は会社の金庫に~この書類は貸金庫に~等と各所に分散させていたら探すに探せません。

    もしこれを見てハッとされた社長様が居りましたら、承継目的で一度後継者の方と書類整理をしてみてはいかがでしょうか。

     

    3 自社のお金の流れ

     

    中小零細企業ですと社長の配偶者が経理や財務の任を担っているパターンって結構多いと思います。筆者の懇意にしている保険営業マンも法人営業をする場合、社長の奥様に気に入って貰えるかが勝負!なんてことをよく言ってますしね。

    そこは十人十色、各々の考え方で経営をされているかと思いますので、実務の責任者という部分においては分業するべきでしょう。

    しかしながら、知識としてはやはり知っておきたい。

    前記事で筆者の最初の事業承継は「自社のお金の流れを知る」とお伝えしましたが、経理を知るって個人的にはめちゃくちゃ面白いことだと思っております。

    「今ではこれだけ売上のあるこの客先、この時これだけだったのか」

    「この時代、こんな形で経費をかけていたのか」

    などの自社のリアルな歴史を見ることが、自社のこれまでの強みを知る(どうやって生き残ってきたのか)きっかけとなり、将来の展望や野望を創造させていく第一歩となるのです。

    会社とは生き物です。生き残りをかけて常に成長をしていく必要があります。

    そしてその成長はこれまで歩んできた軌跡に沿って展開していかなければならないということです。

    社長の皆さま、イズムを継承していく方法は色々なことがあるかと思いますが、良かったらこの「お金の流れを知る」ことも試してみて下さい

     

  • 2020/10/26 思考⇒言葉⇒行動⇒習慣⇒性格⇒運命

     

    思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。

    言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。

    行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。

    習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。

    性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

     

    上記の言葉はマザーテレサの言葉と言われていますが、

    「明日会社行くの嫌だな」と思ったら、行きたくなくなるし。

    浪費癖があれば、お金は無くなるし。

    毎日文句ばかり言っていたら、文句ばかり言いあう集団になるか・周りから人は離れていきます。

    こうやって言葉にすると、めちゃくちゃ当り前のこと言ってますが、自分の思考・言動・行動って意識し

    ないと変わらないんですよね。

     

    今、起きている事柄は過去に自分が選択してきた事柄の結果なのです。

     

    ちょっと昨日より仕事が早くなったなと思えば、少しテンション上がるし。

    コンビニでの浪費をやめれば、1年後に旅行に行けるかもしれないし。

    毎日、少しでも良くするためには何をするか話し合えば、きっといい仲間に巡り合えます。

     

    自分のコントロール出来る範囲内で物事を良くしていければ、きっと事態は好転していくと信じています。

  • 2020/09/30 創業一族ジュニア目線で見る事業承継 Vol.2

    中小零細企業が絶対的に直面することとなる事業承継問題。

    後継者不在で廃業してしまう企業、後継者を選任してみたものの描いた形での事業承継が上手くいかなくなってしまう企業、先代の意志を尊重しつつ新たな活性化をしていく企業と様々なドラマが企業ごとにあるかと思います。

    本コラムは、祖父が創業、父親が現社長、自身は次期社長というジュニアの立場から「事業承継」を掘り下げていく記事の第2回目です。

     

     

    私の履歴書その2

     

    前回その1では自社への入社前までの半生を振り返っておりましたが、やっとジュニアとしてのお話が出来ます。

     

    20141月、遂に自身が育ってきた環境へ舞い戻ってきました。筆者は16歳から18歳の間は夏休み等の長期休暇中を利用して短期アルバイトとして、また大学生になってからは免許を取得した上でトラックドライバーの隔日勤務アルバイトとして3年程自社でアルバイトをしておりましたので、まさに舞い戻ってきました!です。

    結果的に戻ってきてからの現場側の修業期間は約8ヶ月と短いものでしたが、20代前半にドライバー等の経験や現場としての目線を先行である程度養えたことは、スピード感が大事である事業承継をしていく上でプラスに働いたかと感じます。

    と同時に色々な職種のアルバイトを若いうちにしておけば広く浅くだとしても他業界で得られる知識や経験を何かしら自社に活かせられたのかなぁなどと考えることもあります。

    今も時間に余裕があったら別業界でアルバイトをしてみたい願望もあるのは別のお話ですかね。

     

    さて、少し話が脱線しましたが戻ってきてからの修業期間は8ヶ月です。入社後すぐに茨城の事業所へ3ヶ月(平日ホテル住まい、土日自宅)、神奈川の事業所へ3ヶ月、東京の事業所へ2ヶ月でした。本当はトータル1年間で修業&各事業所への顔売りを計画していたのですが、当社の管理全般を担当していた者が長期離脱をすることになり、急遽筆者がその任を引き継ぐことになりました。

    管理業務の中でもメイン業務は経理及び従業員の給与計算等、財務以外のお金に係る箇所は全て筆者の管轄です。

     

    ここでまた少し脱線しますが、当社は税理士の先生と顧問契約を結んでいる以外は全て内製化で業務にあたっております。これはコスト低減を目的というよりも会社を運営していくにあたり「内部の人間が知識を蓄えずに外部に丸投げ」ではそれこそ経営陣の怠慢だという理念の下にあります。その理念で言えば税関係についても本来内製化を図るべきなんでしょうが、税関係はその年その年で更新変更が割と盛んなことや申告漏れや申告ミス等、万が一のことを考えるとやはりきちんと税理士の方にお任せすべきとの判断によるものです。とは言え決算書の作成については当社らしさ全開で、必要資料を丸投げ!一から作成お願いします!というスタンスではなく当社の方でもしっかり財務諸表全般や付表等を作成した上で先生にお渡ししている形ですので、決算書が出来上がる前に数字はおおよそ把握していて当たり前な環境下です。

     

    さあ、脱線した理由はわかりましたか。

    筆者の事業承継への道の第一歩は、現場をまとめていくことでも営業で自社の拡販をしていくことでもなく、『一企業の「金の流れ」を知る』でした。

     

    営業であったサラリーマン時代、上司から「売上目標はこれくらいで粗利これくらいを目指せ」「一人当たりの経費これくらいかかることを知っておけ」なんてことを頻繁に言われておりましたが、今思えば全くリアルではなかったですよね。

    決算後に経常利益〇〇%で着地しましたなんて訓示なんかもあった会社でしたが、何一つ響かない。

    だって目標達成の可否に関わらず当たり前のように会社が存在していたから。

    仮に今期決算は赤字でしたって報告だったとしても「やば。転職考えるか?」程度だったと思います。それくらい勤め人側は「一企業の金の流れ」について本当の意味で興味を示さないのが常なんだなと感じます。

     

    当社の社長が急遽の人員配置でたまたま使い勝手の良い筆者に管理業務の任を与えたのか、事業承継をしていく上でまず必要な分野はこれ!と思って与えたのかは特に聞いたことは無いですが、筆者自身は早くからここに携わることが出来たことは非常に良かったと思います。

     

    自社のこれまでの「金の流れ」を知る=自社の歴史を知る

     

    自社がどのように発展と衰退を繰り返して生き残ってきたのかを数字を通して知る、会社にいる古参の方々から歴史を語ってもらって知る。

    色んな角度から知れば知るほど不思議なもので「愛社精神」と呼べるのかはわかりませんが、後継者としての自覚が筆者は湧いてきました。

     

    後継者候補に次期トップとしての自覚を持たせる、中々難しいことです。

    期間をかけて徐々に育てていければ良いでしょうが、自身がいつまで元気でいられるのかの保障も無い中、知識や経験と同じくらい急務にすべきは後継者自身の意識改革かと思います。

    同族企業あるあるである「社長の子どもだから次期社長」は確定事項ではない、全てはジュニア側の意識次第!は是非とも一族全員で共有すべきですね。

     

    次回以降は事業承継に係るキーワードひとつひとつをピックアップしてお話していきたいと思います。

     

  • 2020/09/28 所得税の計算方法を徹底解説!【月額換算して給与から引かれる額は?】

     

    みなさんは給与明細を見て、所得税ってどうやって計算されているんだろうと思ったことはありませんか?

    所得税は、昇給などによって給与が上がると、税額も上がる仕組みになっています。

    そのため、将来のみなさんの手取り額にも大きく関わってくるので、計算方法を押さえておく方が絶対得でしょう。

     

    また給与計算ソフトなどで、給与処理をしている場合は、財務大臣が定める計算方法で、求めることができる特例が設けられています。

    本記事では、一般的に普及している給与計算ソフトを使っている場合の所得税の計算方法を詳しく解説します。

     

    ✔本記事の内容

    特例の対象となる場合

    給与計算ソフトを使っている場合は、所得税の計算方法の特例が設けられています。

    国税庁は、対象となる給与を次のように定めています。

     

    【特例の対象となる給与等】 財務省告示による税額計算の特例の対象となる給与等は、「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出している人に支払う次の給与等です。 1 支給期が毎月、毎半月、毎旬又は月の整数倍の期間ごとと定められている給与 2 前月中に通常の給与を受けていない人に支払う賞与 3 前月中の通常の給与の10倍を超える賞与

     

     

    参考元:【国税庁】月額表の甲欄を適用する給与等に対する税額の電算機計算の特例について

     

    複数の事業者から給与を受けている場合、「給与所得者の扶養控除等申告書」は、1つの勤務先にしか提出できません。

    そのためダブルワークの場合は、本業の勤務先から受ける給与のみがこの特例の対象となります。

    実際の算出方法を見ていきましょう。

     

    特例の所得税計算方法を解説

    2020年度の税制改正により、控除内容が大幅に変更となりました。

    それに伴い、特例による所得税の計算方法も変更になっているので、法改正を反映させた内容で、計算手順を解説します。

     

    手順は次の3つになります。

     

    ステップ1:社会保険等の控除額を求める
    ステップ2:課税給与所得を計算する
    ステップ3:所得税額を算出する

    ✔所得税の計算の3つのステップ

    ステップ1:社会保険等の控除額を求める

    基本給、各種手当等(残業代含む)の給与等の総額から社会保険料等を差し引いた額を求めます。

    給与等から差し引く社会保険料等は次の通りです。

    • 健康保険料
    • 介護保険料
    • 厚生年金保険料(基金)
    • 雇用保険料

    これに加え、非課税の通勤手当は、給与等に含めないことにも注意してください。

     

    ステップ2:課税給与所得を計算する

    ステップ1で求めた額から、次の(1)~(4)の合計額を控除します。

    (1)給与所得控除額の計算

    ステップ1で計算した額を以下の第1表に当てはめて、「給与所得控除の額」を算出します。

     

     

    (2)配偶者控除又は配偶者特別控除額の計算

    扶養に該当する配偶者がいる場合は、「31,667円」を控除することができます。

    未婚の方または配偶者の所得額が、扶養の範囲を超える場合は、該当しません。

     

    (3)扶養控除額の計算

    該当する扶養親族がいる場合は、「31,667円 × 控除対象扶養親族数」を控除できます。

    また次に該当する場合は、他に1人の控除対象者がいるものとして、控除対象扶養親族数にカウントすることができます。

     

    ✔所得者本人が次に該当する場合

    • 障害者(特別障害者を含む)
    • 寡婦(特別寡婦を含む)
    • 寡夫
    • 勤労学生

     

    ✔同一生計配偶者又は扶養親族が次に該当する場合

    • 障害者(特別障害者を含む)
    • 同居特別障害者

     

    (4)基礎控除額の計算

    ステップ1で求めた額を、次の第3表に当てはめて算出した基礎控除の額を控除することができます。

     

     

     

    以上の(1)~(4)の合計額を、ステップ1の額から控除すると「課税給与所得金額」が求められます。

     

    ステップ3:所得税額を算出する

    ステップ2で求めた「課税給与所得金額」を次の第4表に当てはめて、該当する税額の算式を元に、その月の給与から天引きされる所得税が決定します。

     

     

    画像元:月額表の甲欄を適用する給与等に対する税額の電算機計算の特例について

     

    以上が毎月の給与から算出される所得税を計算する流れになります。

    では実際の会社員の方の給与額を例にして、所得税を計算していきましょう。

     

    計算例の紹介


    労働者Aさん:40歳女性(寡婦に該当)
    雇用形態:正社員(社保加入)
    給与総額:226,300円(内非課税通勤手当は、14,300円 健康保険11,220円 介護保険1,980円 厚生年金20,130円 雇用保険680円)
    扶養親族:18歳の娘 1人

    では先ほどのステップに従って、計算していきましょう。

     

    ステップ1:社会保険等の控除額を求める

    A.社会保険等の控除額の総額 = 11,220円 + 1,980円 + 20,130円 + 680円 = 34,010円 B.社保等控除後の給与 = (226,300 - 14,300円) - A = 177,990円

     

    ステップ2:課税給与所得を計算する

    (1)給与所得控除額の計算

     

    Bを第1表に当てはめると・・・ 177,990 × 30% + 6,667円 = 60,064

    ※1円未満の端数は、これを切り上げる

     

    (2)配偶者控除又は配偶者特別控除額の計算

     

    配偶者はいなので、控除額はなし

     

    (3)扶養控除額の計算

     

    扶養親族は、娘1人のため・・・ 31,667円 × 1 = 31,667円

    それに加え、所得者本人が寡婦に該当するため31,667円が加算されます。

    よって扶養控除額の合計は・・・ 63,334円となります。

     

    (4)基礎控除額の計算

     

    (1)のBの額を、第3表に当てはめると・・・ 基礎控除額は、40,000円になります。

    C.(1)~(4)の控除合計額 = 60,064円 + 0円 + 63,334円 + 40,000円 = 163,398円 Ð.課税給与所得額 = ステップ1のB - ステップ2のC = 14,592円

     

    ステップ3:所得税額を算出する

    ステップ2のÐを第4表に当てはめると・・・ E.当月の所得税 = 14,592円 × 5.105% = 740円 ※10円未満は端数は、四捨五入する Eの額が給与から天引きされることになります。

     

    まとめ

    今回は、給与から天引きされる所得税の計算方法について解説しました。

    会社員のほとんどの方が、この計算方法を知らず、給与明細の手取り額にだけ注目しているかと思います。

     

    給与計算をしていると入力ミスなどで稀に、給与額が毎月ズレているということもあり得ます。

     

    自分の給与を守る意味でも、控除額の根拠を理解しておくといいでしょう。

    また今回の所得税の計算は、2020年度の税制改正にも対応した内容になっているので、しっかり押さえておいてください。

  • 2020/09/17 自責マインド・他責マインド

     

    今の自分がこんなになっているのは、政治が悪い・会社が悪い・上司が悪い・部下が悪い

    よく飲み会でこんな会話する人多くないですか?

     

    いわゆる『他責マインド』といって、ものごとが上手くいかない原因を他人であったり、環境であったり自分以外の何かのせいにする事です。

     

    代表例としては 

    ・会話に「でも」が多い。⇒ついつい言っちゃうよね。

    ・いつも文句を言っている。⇒何時間でも言い続けてる人いるよね。

    ・政治や他人へ批判が多い。⇒自分は悪くない!そして選挙に行ったところで政局も変わらない。

    ・大人なので表面上は良い人のフリをするが、SNSや影でグチる。⇒面と向かって言えないよ。

    ・学校や、企業、店などにすぐクレームを入れる。⇒お客様は神様でしょ?

    ・権力に弱い。⇒派閥争いをうまく渡るのが出世争いの鉄則でしょう。

     

    多くの方々は多かれ少なかれ代表例の言動や行動をしてしまっていると思います。私も御多分に漏れません。数年前まではほとんど当てはまってました。

     

    ただ、これらをやり続けていることによって世の中や会社の状況って良くなったでしょうか?

    恐らく良くならないです。それは「他者は変えられない」から。

     

    「変えられるのは自分だけ」です。「でも」と否定するのではなく「その考えもあるね」と相手の考えを

    受け入れると思考が広がります。

    文句を言っても早々周りは変わりません。自分には何が出来るか考えましょう。

    面と向かって言えないこともありますが、相手をリスペクトしながら自分の主張もすることも大事です。

     

    今の世の中、会社・住む世界・コミュニティはインターネットを通じて、環境の変化は比較的容易に出来

    るようになりました。これは今この時代にいきている人間の特権です。

    今の国に住み続けているのも今の会社に勤め続けているのも今の人間関係を続けているのも自分がその道

    を選んでいるからです。

     

    変われるのは自分だけ、人生をより良く出来るのは自分だけです。

  • 2020/09/09 人生100年時代

     著書『LIFE SHIFT100年時代の人生戦略』によると2007年に生まれた日本人は、107歳まで生きる確率が50%あると試算されている。(男女差はあると思うが…)

     

    ラーメンをこよなく愛し、肥満体の私はまず100歳まで生きないと想定しているが、それだけ国民が長寿になればそりゃあ高齢化社会になるのは必然だ。

     

    定年が6065歳でその後余生を20年程度過ごすことが一般的だった時代は社会保障の面でも年金の面でも、崩壊は免れられない。80歳まで働かなければならない時代はそこまできている。

     

    高齢化社会になり、人口も減少していく中で運送業界が就職で人気のない業界が人材を獲得していくのは困難だし、90歳までトラックを運転するわけにはいかないので、定年も基本は6065歳程度で定年を迎え、能力・体力次第で少しずつ契約期間を延ばすしか現実的ではない。

     

    会社としても個人としても身の振り方を考えなければならない。

     

    個人としては自分がこの業界でなくても通用する武器を持たなければならないと考えている。

    外の世界での評価を常に意識して行動しようと心掛けている。

     

    会社としてはどうか、私はいかに既存の業務以外の柱を作ることを考えていかなければならないと感じている。体力勝負でなくてもできる仕事が売上の柱となる部門が必要であると考えている。また、自動運転の時代が来た際にトーエキとして何が出来るかは常に模索していきたい。

    そうしないと人材を確保できない時代だと確信している。

     

    任天堂が花札からゲーム機に富士フィルムが写真から化粧品・医療機器へ商材を替えたように変化しないと生き残れないのだ。

    社会の変化は速い、変化しないと生き残れない。

  • 2020/09/01 創業一族ジュニア目線で見る事業承継 Vol.1

     

    中小零細企業が絶対的に直面することとなる事業承継問題。

    後継者不在で廃業してしまう企業、後継者を選任してみたものの描いた形での事業承継が上手くいかなくなってしまう企業、先代の意志を尊重しつつ新たな活性化をしていく企業と様々なドラマが企業ごとにあるかと思います。

    本コラムは、祖父が創業、父親が現社長、自身は次期社長というジュニアの立場から「事業承継」を掘り下げていく記事となります。

     

     私の履歴書その1

     

    「事業継承」をジュニア目線で見ていく上ではまずは自身のこれまでの半生を振り返りたいと思います。

    小学校までは公立に通い、中学校からは大学までほぼエスカレーター式で上がれる私立に通っていた筆者ですが、ここで申し上げたいことはひとつです。

    いわゆる人格形成が一番される思春期に高校受験やセンター試験などの戦争(他人との本気の戦い)を経験してきていない!これに尽きます。

    ただひたすらにぬるま湯に浸かりながら過ごしてきた中学~大学までの10年間、

    スポーツで競争!という熱意もあまり無く、勉学に関しても卒なく平均以上の評定を取ってきた程度なので、本当にのほほんと学生時代を謳歌しておりました。

    さて、このように緩く緩く生きてきた筆者も遂に社会人の一員となる日が近付いてきた訳ですが、選択肢は大きく分けて3つあります。

     

    1.ジュニアとして自社に入社

    2.同業種(筆者で言えば運送業界)の他社に入社

    3.異業種の他社に入社且つ異職種としてサラリーマンをする

     

    この3つに関してはどれが正解!というのは無いと思います。筆者の周りに多く居る元ジュニア現社長の方々も3つの選択肢について偏り無くおりますが、皆さん活躍しております。筆者は結論から申すと3番を選択しました。

    と言うより自身がジュニアだという自覚はあったものの、両親から押し付けられることを一切されなかったので、あまりにも漠然としていました。

    つまりこの時点では、1と2は実際選択肢にも入っていなかったのが正解です。

     

    筆者の当時の気持ち

     

    「いつかは継がなきゃいけないんだろうけど、とりあえず何も決めずサラリーマンやろっと。就職先も長居は結局しないだろうし給与待遇福利厚生で選ぼうっと。」

     

     

    これくらい緩く就職先を選びました。

    文字に起こしてみると社会人としても後継者としてもだいぶ舐めた坊ちゃん気質であったことがわかります。

    筆者の心境変化や後継者としての心構えについては別コラム記事としても深く掘り下げていこうかと思っております。

     

     

    さて、普通のサラリーマンになることを就職活動の時に選択した筆者ですが、選んだ先は建設業界をお客様とする専門商社の営業マンでした。いわゆるBtoBの営業職です。当時は学びであったり何かを得て将来役立てるという意識はあまり無く、ただひたすらに任された業務を遂行する日々でしたが、今の筆者の価値観を形成するにあたり非常に大事な期間であったのは間違いありません。

    サラリーマン時代に培ってきたことについても別記事で取り上げていこうかと思いますが、約5年近くサラリーマンとして生きてきた筆者は2014年1月に次期後継者候補として自社に入社することとなりました。

     

    次回コラムは 私の履歴書その2 自社に入社してからについてお話していきます。

     

     

     

     

  • 2020/08/27 給与の手取り額の計算方法を徹底解説!【手取り額の増やし方も公開】

    所得税や厚生年金、雇用保険などさまざまな項目で給与から控除されていますが、これらの金額がどうやって計算されているか把握している方は少ないと思います。
     
    これらの控除額を抑えることができれば、給与の手取り額を増やすことができます。
     
    本記事では次のことについて解説します。
     
     
     

    給与の手取り額の計算方法について



    額面と手取り額の意味
    給与で、よく「額面」や「手取り」という言い方をすると思います。
    まず額面とは、基本給や通勤手当、残業代などの給与の総支給額のことを言います。
     
    一方、手取り額とは、その額面から保険料などを控除し、各個人の銀行口座に振り込まれる金額を指します。
    控除されるものは以下のものがあります。
     
    区分
    控除内容
    税金
    所得税、住民税
    社会保険
    健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料
     
    それぞれ税金や社会保険料がどのようにして、計算されているか見ていきましょう。
     
    税金(所得税と住民税)
    所得税
    所得税の税率は、所得額に応じて変動する累進課税制度が採用されており、計算式は以下の通りです。
     
    所得税額 = 課税所得 × 税率(5~45) ― 税額控除
     
    課税所得は、非課税の通勤手当や社会保険等に加え、「基礎控除」「配偶者控除」「扶養控除」など15種類ある控除項目に当てはまる場合は、そちらも給与額から差し引いた額となります。
    税率は所得が大きくなるほど課税率が上がっていき、最大で45%に設定されています。
     
    税額控除とは、「基礎控除」や「配偶者控除」などの所得控除と違い、算出された所得税額から直接控除ができるものです。
    例えば、日本国内で住宅ローンを組んだ際に受けられる「住宅借入金等特別控除」などがあります。
     
    実際の毎月の給与に対する源泉徴収税額は給与所得の源泉徴収税額表によって求めることとなっています。
    給与の総支給額から社会保険料等控除後の金額と扶養親族等の数を照らし合わせてみて下さい。
     

     
    また現在は給与計算ソフトを使っている企業が多いと思います。
    その場合は、所得税の計算において特例が設けられており、その内容も知っておいた方がいいでしょう。
    詳しくはこちらをご覧ください。

    住民税
    住民税は、前年の所得額を元に6月から翌年5月までの1年分を月割にして、給与から天引きされることになります。
    これを特別徴収といいます。
     
    住民税で勘違いしやすいポイントは以下の通りです。
     
    • 前年の1月から12月までの所得に応じて、住民税が決定する
    • その年の1月1日現在に住所のある市町村に納める
     ※年の途中で引っ越すことになったとしても納税先は変わりません。
     
    住民税には、居住地の都道府県に納める「都道府県民税」と市町村に納める「市区町村民税」があり、さらにそれぞれ以下の区分があります。
     
    • 均等割・・・所得額に関わらず、均等の税額を負担するもの
    • 所得割・・・所得額に応じて負担するもの
     
    内訳は以下の通りです。
     
    都道府県税
    市町村民税
    合計
    所得割(指定都市)
    4%(2%)
    6%(8%)
    10%(10%)
    均等割
    1,500
    3,500
    5,000円
     
    標準税率は、所得割10%と均等割5,000円となります。
    引越しして住民税が高くなったという方がいますが、例外はあるものの、基本的には住民税に地域差はありません。
     
    続いては社会保険について解説していきます。
     
    社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険)
    健康保険と介護保険
    健康保険は、毎年4~6月の給与を平均し、標準報酬月額を求めます。
    健康保険の保険料を計算する際、標準報酬額がベースとなります。
     
    標準報酬月額は、報酬額に応じて1~50等級に区分され、それに保険料率を掛けることで健康保険料を算出します。
     
    標準報酬額を求める際は、以下の保険料額表を参照してください。


     

    また保険料は、従業員が全額負担するのではなく、半額は事業主が負担することとなります。
     
    保険料の計算式は以下の通りです。
     
    標準報酬月額 × 保険料率(健康保険料率+介護保険料率※) × 1/2(労使折半)
    40歳~64歳までの方は、介護保険料も加算されます。
     
    保険料率は、全国健康保険協会(協会けんぽ)や健康保険組合の財政状況に応じて、それぞれ違いますので、加入している保険者等にご確認ください。
     
    厚生年金
    厚生年金保険料は、健康保険と同様に、標準報酬月額に保険料率を掛けることによって算出します。
    半額事業主が負担することも同様です。
     
    厚生年金の保険料率は全国一律18.3%で、その半分(9.15%)を従業員から徴収します。
    標準報酬月額は、健康保険が50等級なのに対し、厚生年金は31級となっています。
    詳しくは先ほどの保険料額表の参照してください。
     
    ただ、令和2年9月1日から32等級までとなり、1等級が追加されることになりますので、併せて以下の日本年金機構のホームページをご確認ください。



     
    雇用保険
    狭義に雇用保険は、労災保険と同様に労働保険に位置づけられますが、給与計算においては社会保険に分類されます。
     
    雇用保険料も事業主が半額負担します。
     
    計算方法は、一般の業種の方は、給与の総支給額から3/1000を掛けた額が雇用保険料となります。
     
    健康保険と厚生年金と違い、その月の総支給額によって保険料が変わることになります。
    また「農林水産・清酒製造の事業」「建設の事業」の場合は、一般の事業より高い保険料率になっているのが特徴です。
     
    以下の厚生労働省の保険料率表を参照してください。


     

     
    事業主の雇用保険料率に関しては、半額負担だけでなく、雇用調整助成金等の財源となる「雇用保険二事業」の保険料率が加わるので、ご注意ください。
     
    以上の解説で、給与の手取り額の計算方法がざっくりでも理解できたかと思います。
    続いては、給与の手取り額を少しでも増やす方法を解説します。
     

    給与の手取り額を増やすために押さえておくべきポイント



    税金について
    税金に関しては、以下の点を押さえておきましょう。
     
    • 扶養親族の数が多いほど税負担が軽減される
    • 15種類の控除項目があり、配偶者の所得額が一定額以下であったり、大学生などを扶養していたりする場合は、所得から控除できる
    • 10年以上の住宅ローンを組んでいる場合は、ローンの残額に応じて、納めた所得税が一部返ってくる
     
    自分の税金額をシュミレーションする上で、非常に大切なポイントなので覚えておきましょう。
     
    社会保険について
    社会保険には、扶養者の数によって、保険料が安くなる制度はありません。
     
    ただ毎年の標準報酬月額を下げることによって、1年間の保険料を下げることが可能です。
    標準報酬月額は、毎年4~6月の給与の平均額を元に算定されるので、4~6月の残業時間を意識的に減らせば、標準報酬月額を下げることができるでしょう。
     
    ただ次のような場合は、通常通りの算定が行われませんので、ご注意ください。
     
    〇注意事項
     
    • 4~6月の3か月とも支払基礎日数が17日未満の場合
    ⇒従前の標準報酬月額を引き続き使う
     
    • 通常の定時決定により報酬月額を算定すると、実態とかけはなれる場合
    ⇒修正して算定
     
    • 「前年の7月から当年の6月までの間に受けた報酬の月平均額から算出した標準報酬月額」との間に2等級以上の差を生じた場合であって、当該差が業務の性質上例年発生することが見込まれる場合
    ⇒前年7月から当年6月までの間に受けた報酬の月平均額から算定した標準報酬月額にて決定
     
    社会保険で、標準報酬月額を下げることは、保険料の負担が軽減されるというメリットもありますが、デメリットもあります。
     
    続いては標準報酬月額が下がった際の取扱いについて解説していきます。
     

    手取り額を増やすとデメリットもある?



    標準報酬月額を下げることによるデメリットは、以下のことが考えられます。
     
    • 将来の年金額が減る
    • 傷病手当金や出産手当金の支給額が減る
     
    将来の年金が減る
    厚生年金の計算には、生涯納めた保険料を元に年金額が決定される報酬比例となっています。
    その際、厚生年金の保険料を納めた月の標準報酬月額を平均したもの(平均標準報酬額)に、被保険者期間の月数と給付率を掛けて算出します。
     
    そのため標準報酬額を下げることで、毎月の保険料を下げることができますが、厚生年金の計算の元となる平均標準報酬額も下がることになるので、そのことは留意してください。
     
    傷病手当金や出産手当金の支給額が減る
    私傷病などにより4日以上、働くことができない場合や産前産後休業中などに会社から賃金の支払いがない場合、加入している保険組合等に「傷病手当金」と「出産手当金」の支給申請が可能です。
     
    その支給額も直近1年間の標準報酬月額を元に計算されるので、標準報酬月額が低ければ支給額も少なくなることになります。
     
    本記事のまとめ
     
    • 手取り額とは、総支給額から税金と社会保険等を控除した額である
    • 所得税は扶養親族等の数が多いほど、税負担が軽減される
    • 住民税は地域による差はほぼない
    • 健康保険と厚生年金の保険料は、毎年4~6月の報酬に応じて決まり、原則1年間保険料は変わらない
    • 保険料率は、健康保険は保険者等による、厚生年金は全国一律、雇用保険は業種による
     
    現在の経済状況を鑑みると、会社員の方が毎月の給与を上げることは容易ではありません。
    それなのに、毎月給与から数万円も引かれている税金等の計算根拠がわからないというの
    は、恐ろしいことです。
     
    本記事を読んでいただいて、毎月給与明細を見ながら、自分の給与が正しいかチェックするクセをつけま
    しょう。

  • 2020/08/16 決断の基準

     

     

     一説によると、人間は朝起きてから寝るまでに行う決断の回数は1日9000回とも35000回とも言われている。ましてやこのコロナ禍において、日常の生活はもちろんの事、会社経営の中では、平時より多くの問題や今まででは考えたこともなかった問題について判断しなければならないので、決断する回数も質も問われる。


    最近改めて問題解決に対して、自分が何に重きに置くかを考えてみなければならないのかを考える。
    そこで、前社での社内研修で使用された本の一説を思い出した。

    アメリカ海軍に学ぶ「最強のチーム」のつくり方 著:マイケル・アブショフ
    に書かれていた。「もし、このことが明日のワシントン・ポストの1面に載って全米中に知らされることになったら、それを誇りに思うだろうか?それとも、恥ずべきことだと思うだろうか?」
    これは自分自身の決断をする前に一度立ち止まって、この判断軸にとってこの決断はどうなのかと考えるには最高の基準になる。
    まさに自分の倫理観を試されるいいフレーズだ。

    そして、ここで勘違いしてはならないのが、ワシントン・ポストの1面に載るためには、それが無難な行動では載らないということである。
    多数決で物事を判断すると、どうしても変化を恐れて革新的な意見は潰されてしまいがちだが、それでは進歩がない。

    このあたりのバランスを考えながら、【ワシントン・ポスト】1面に載ったら誇れる行動をとっていきたい。自分はまだまだ未熟である、だから日々精進していかなければ。

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